隣の彼女は・・・

あっと言う間に

つまみは出来上がった。


目の前に並ぶ予想以上に美味そうなつまみ・・



美味そう?


そんなこと・・・

黙ってそれを箸で口に運ぶ。



それを見ている立花旭・・・



「美味いか?」


「・・・・」


「美味いだろ?」




くそっ!

ムカつくけど・・・

実際・・・美味い




分かってるよ!


立花旭が料理が上手いってことも・・・

さくらがそこに惚れてることも・・・



そうさ。


女が男を落とすのと同じやり口。


立花旭は、料理でさくらを落としたんだ。


じゃなきゃ

こんなやつに・・・


負ける訳ない・・・さ



悔し紛れに思い・・・


情けなくなる。。。



美味いなんて言うもんかっ!!