隣の彼女は・・・

その夜遅くに立花旭がやって来た。


「何ですか?」

「いいからいいから。」


立花旭はそう言って人の肩を軽く叩いて

勧めもしないのに

部屋に上がり込んできた。



「ほれ、飲め。」


渡されたのはオレンジジュース。



プシュッ!



いい音をたて

立花旭が開けたのはビール。




子供扱いしやがって・・・



「で?

何の御用ですか?」



「お前を追って彼女が来たらしいな。」



は?

つか・・・

もうその話知ってるのかよ・・・


さくらのやつ・・・




「彼女なんかじゃないです。

ただの幼なじみです。」



「幼なじみ?

へえ~。」



何なんだよ立花旭!