隣の彼女は・・・


「駿・・・」

囁くように鈴が呟き・・・


どんな顔してる?

ちょっと気になった。


でも、

これから俺とさくらの間にこれ以上

じゃまなヤツはいらない。



そのまま出ていくだろう・・・

そう思った


のに?


「うわっ!!!」


気を抜いていた。


つか・・

まさか・・・


大人しく出て行ったはずの鈴が・・・



俺は、そこからそのまま

壁際に飛んでいた。



そう・・

鈴が俺を蹴ったのだ。

蹴った

しかも


玄関に向かったはずが

そこから助走?


両足でジャンプして蹴りを入れてくるなんて・・・


予想外だろ?