隣の彼女は・・・

『な、何してるんだ!』


そこに現れたのは俺の担任の先生だった。


助けを求めようと思った


のに・・


『三浦先生どうしたんです!?

大丈夫ですか!?』



担任は、倒れている保健医の先生を助け起こし、


『木下お前・・・』


俺の方を睨みつけた。



『先生・・・あの僕は・・・』


はっきりと説明しようと思った


のに・・・


『三浦先生大丈夫ですか?

木下がやったんですね?』


『ええ・・

授業をさぼって保健室で寝てるなんて
よくないよって・・

注意したらいきなり殴られちゃって・・・。』



保健医の先生―――三浦先生は、

俺の殴った頬を片手で押さえ、

助けを求めるような困った顔して

俺の担任にそう言った。