「何だよって・・・
そんなに驚く必要ないでしょ?」
「どっから入って来たんだよ。」
「どっからって、玄関からに決まってるでしょ?」
俺・・鍵閉めたよな?
「ほら、合鍵~!」
鈴が俺の目の前で見覚えのある
鍵を振って見せた。
鍵が見えないくらいに
ジャラジャラと
ブランド物のキーホルダーが
たくさんついている
その鍵はまさしく
俺のお袋の・・・だ。。。
「何でお前が持ってんだよ!」
「駿のこと頼むって
私に預けて行ったのよ。」
取り上げようとしたが、
鈴は、鍵をサッと自分のポケットにしまい込んだ。

