いちごチョコ







「・・・で、いつ帰んの?」





「えー、まだえーやん」



「そうそう!まなえちゃんと
お話してんねんから。ねぇ?」




「はい!あ、お母さん
お茶いれてきますねぇ」





「・・・。」





何ちょっと仲良くなっちゃってんの。




姉ちゃんはトマトと遊んでるし
オカンはまなえとお茶飲みながら
2人で喋ってる。





「まなえちゃーん?
そうまなんかと暮らしてて
楽しい?幸せ?大丈夫?」




「それ、親が言うことちゃうし。
しかも大丈夫?ってなんやねん」






ほんま、どいつもこいつも
失礼なことばっかり…






「だってぇ。無口やしぃ
無愛想やし。昔からやけどねぇ」




「確かに無口ですけど(笑)
でも、今が1番幸せです。」





「あらー、それはよかった。」






特に何かしたわけでもなく
2人で暮らしてることに
幸せって言ってくれたことは
俺にとってめっちゃ嬉しいこと。




しかも、今までで1番って。






「まなえちゃんは今大学生?」




「はい!あと6ヶ月で
卒業なんですけどね。」





「6ヶ月かぁ。
あっという間やなぁ。
何かあったらいつでもうちおいでや」





「はい、ありがとうございます」





何かあったらってのが引っかかるけど
親とか姉ちゃんがまなえと
仲良くなってくれるのは
俺にとっても嬉しい。






「さりなー、帰ろか」




「はぁ。ほんまあのクソジジィの
ところ帰りたくないわ。」




「そんなん言うてんとぉ。
お父さん喋らんねんからあんたが
喋りかけへんかったらいーねん」






うちのクソジジィこと親父は
ほんまに無口で怒られた記憶も
なければ一緒に大爆笑とか
したことないと思う。




やることだけは
ちゃんとしてんねんけどなぁ。