いちごチョコ







「お願いやから泊めて!
なぁ、頼む!何であかんの?!」






あの日から1ヶ月ぐらい経った頃
毎日平和に過ごしてたのに。



まなえが風呂入ってるときに
インターフォンなってでてみたら、
1番来て欲しくなかった



・・・・姉ちゃんが家に来た。





今は家いれたくないから
家の前で帰るように言ってる。






「ほんま帰れって!
だいたい何で俺やねん!」




「だってオトンと喧嘩してんもん!
行くとこないやん!」





「何歳やねん、ほんま…」






俺んち来た理由は
親父と喧嘩したから。
ここの場所はオカンに聞いたらしい。




こいつ、まなえと住んでること
知らんのやと思う。





「何でなん!
泊めるぐらいいーやん!」




「無理じゃ!彼氏んとこいけや」




「そんなんおったら行ってるわ!
なぁ、お願いやってそうまぁ」






めんどくさいわ…






「そうまくん・・・?」




「あ、まなえ…」






うわー、最悪や…






「え!え!彼女!?
あ!彼女泊まるから
泊めてくれへんの?!」





「・・・だから、」





「そうまくん、この人誰?
もしかして・・・」




「ちゃうから!ほんまに!!
勘違いするな!姉ちゃんやから!」





「姉ちゃん?・・・っお姉さん?!」





もう、姉ちゃんのせいで…






とりあえず、時間も遅いし
近所迷惑やから家にいれた。