いちごチョコ





『2時ぐらいから
料理とかやりはじめたいから
そっちも用意よろしくな!』




「おー、わかった」






てか、俺が何を用意したらえーねん。





「かずくんなんて?」



「あー、何かあとで家くるって」




「え!じゃちょっと片付けな!
あとでって何時頃やろ~!」





かずが来るって聞いて
慌てて寝室からでていった。


まなえ、用意すんの遅いって
自分でわかってるから
めっちゃ急いでるんやと思う。





「そうまくーん!
朝ごはんいるー?」




「今日はいらんわー!」





どうせ、またみつが大量に
ご飯買ったりしてるし。




俺も顔洗おっ。





「パグ~!おはよ!
はい、ご飯!って起きてる?」




「パグまだ、寝てんの?」





リビング行ったら
パグにご飯あげてるけど
めっちゃ眠そうにしてる。

とことんマイペースなやつやな。






ピンポーン






「え!かずくんもう来たん?!」



「それはないと思うけど…」





だってさっき電話で
買い出し中って言ってたし。





「はーい?」



「お届けものでーす」





「あっ、お届けものやった。」






なんや。




「俺、とって来るわ」



「え?まなえ行くで?」




「そんな部屋着とすっぴんで
外でたら宅急便の人びっくりする」





「なんか、ひどーい」






(笑)