「あーぁ、負けたぁあ」
「えー、全敗やん・・・」
「お前ら弱すぎ」
弱すぎはゆうだけか。
「そうまくん!
めっちゃ強いなっ!」
「あたりまえや」
何か急にそんな笑顔で
警戒心なくしゃべられたら
俺がびっくりする。
「俺、もう眠いから寝るわぁ。
みんな、おやすみ~」
「え!ゆうくん寝んの?!」
「お前、片付けろよ!」
そんな言葉も無視して
ゆうは部屋に戻って行った。
「マイペースやなぁ」
っていいながら
まなえはゲーム片付けだした。
そういうところは
ちゃんとしてるんや。
「ゲーム片付けとくから
そうまくんも寝ていーですよ~」
「あ、うん」

