それでも僕は、お前が嫌いだ


 だが龍雨はまるで手足の如く、龍の形をした炎を操りシラヌイの体を殴打して見せた。

 火傷では済まされないはずの灼熱地獄に、シラヌイは何事もないかのように生還し、笑んで見せる。

 「勝てないですよ、あなたは私に」
 
 【水漁、手繰り、海辺の理】

 シラヌイの笑みと同時に、彼女の背後から突如津波が発生し龍雨を飲み込んだ。