それでも僕は、お前が嫌いだ


 女子供とて容赦ない。

 剣術に長けたシャクナや、小柄で幼いというハンデ有りでも実力を持つスピリタスの存在を知っているからこそ見た目に騙されることの無い龍雨が、凍て付くような冷めた目でシラヌイを睨んだ。

 「…私はあなたを傷つけたくないのです。どうかご理解を」

 細い枝の様な白い指先で前髪をかきあげ、シラヌイは龍雨を見た。