それでも僕は、お前が嫌いだ


 「シラヌイと言います。私は龍雨殿を傷つけたくない」

 透けるように白い肌、体を覆う防具は一切つけない女、シラヌイは荒んだ黒い瞳を龍雨に向けた。

 「うわー!女の子だよロンロン!」

 鎧無しの軟弱にして貧弱の象徴のようなシラヌイに、スピリタスがスティレッドを振り回し笑った。

 「貴様がこの戦士達を統べているのか」