それでも僕は、お前が嫌いだ


 「…スピリタス」

 「ロンロン必死な顔してる」

 「黙ってろ」

 スピリタスが瞳だけ動かし周囲を覗っている。

 それを確認し、龍雨は腰に下げた剣の柄に触れた。

 「李 龍雨殿!我らはあなたと戦いたくはない」