それでも僕は、お前が嫌いだ


 ギギギッだなんて何の虫か判別不能の鳴き声や、チュンチュンと言う鳥の鳴き声まで。

 様々な“音”に溢れた森の中は中々にデンジャラスで刺激的であり、スピリタスの好奇心をかきたてた。

 「あ、鳥だ。美味しそう!」

 カァーカぁーだなんて間延びした声を出す頭上の鳥を指差し、スピリタスがヨダレをたらす。

 「食うなよ」