それでも僕は、お前が嫌いだ


 だって水ないし。

 普段主人の前では神経を研ぎ澄まし、いつ敵襲が来てもいいように備えている龍雨だが、主人が居ない今、備えても意味なくね?と職務放棄し、剣を鞘に納めぶらぶらと歩いていた。