それでも僕は、お前が嫌いだ


『落ち着け。冷静に順序を追って言え』

 言えばアベルはオーディンの肩を掴み、血走った目を向けた。

 「黙れ」

 ギョロリと目玉が動き、アベルはオーディンの開いている方の瞼に指を這わせた。

 「借りるよ」

 『我が身体はお主のモノ。好きにしろ』