それでも僕は、お前が嫌いだ


 【爆炎、炎縛、灼熱の灯】

 アベルの紡ぐ言葉によって現れた“意志を持つ炎”に捕まった。

 「逃がすわけな」

 止めを刺そうとした手を止めたアベルが空を見上げる。

 「どうかしたか」

 登場してから何もしていないオーディンの問いかけにアベルの瞳が揺らぐ。