それでも僕は、お前が嫌いだ


 穢れた心を持つ、酷く純粋な魂をした者だなんて…

 無垢ゆえに恐ろしく、無垢ゆえに穢れない。

 白目むく男を見つめるオーディンに、兵士たちは堪えられなかったか、口々に叫びながら逃げようとして。