それでも僕は、お前が嫌いだ


 唯一無二の存在である神は絶対と言う称号を捨て、ただ一人に傅(かしず)く。

 「責任を…」

 弾けた腕からはあいかわらず血が流れ出る。

 最初は楽に連れて行けると思ったんだ。

 子供である幼い少年。

 その力量、その存在の価値、その意味まで全て知っているからこそ、見誤ることなく正確に冷静に、捕らえようと。