それでも僕は、お前が嫌いだ


 術者は0から1を作り、“出来ないことをこなす”。

 ありもしないモノを生み出し、想像によって“0を1に”変えてしまう。

 なんだってありの反則技だ。

 それなのに。

 アベルの“それ”とはどうしたって渡り合えない。

 術者が“あることにしてしまう”のだとすれば、アベルのそれは“最初からそうであると【書き換えて】”しまっていた。

 そうであることが当然だと、世界に認識させる力。