それでも僕は、お前が嫌いだ


 動かない手足に、視線だけ向ければ、頭上に並ぶ二つの影。

 苺色の髪をした血だらけの少年と、金髪の女剣士。

 お互いに返り血らしく、負傷した跡はみられない。

 「ロンユウ、情けないですよ」

 「…黙れ」

 弾丸受けた龍雨が呻く。

 「…レイヴン・テイル様にシャクナ・ミルキー殿ではありませんか」

 龍雨の右肩を踏み、シラヌイは二人を見た。