それでも僕は、お前が嫌いだ


 左右耳上に結んだ髪は濡れ、髪先から雫が垂れる。

 顔にかかった水を拭い、再び地を蹴るスピリタス。

 それを同じ方法で防ぐシラヌイは、つまらないといいた気に溜息をつく。

 再び龍雨の横まで流されたスピリタスが起き上がりスティレッドを握りなおす。

 最早圧倒的であった。