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目を覚ますと、
周りはお花畑で
ぽかぽか太陽が眩しくて
遠くにはお城まで見えちゃう始末。


あぁ、きっと夢の中なんだ
このままもう一眠りしよっ


そんな風に思って目を閉じたときだった




「おい、起きろよ、女。」



!!!!突然、誰かに声をかけられた。


「ほぇ?」

マヌケな声を出しながら振り返ると
意地悪そうに笑った人がいた。


「ほんとに、これがあの女なのか?不安だな、おい」


そして、もう一人。


「…僕たちじゃ分からないし
…危ないから連れていく。」



連れていくって、どこにだろう?
もしかして、あたしの事について話してるのかな〜?

そんな疑問を抱えながら
瞼の重みに耐えられなくなって、
そっと目を閉じた。