「むかしむかし、あるところにそれはとても美しい国がありました。

そして、その国の森には、
4人の兄弟小人と動物達が仲良く暮らしていました。

しかし、あるとき遠い国の魔女によって
森は焼かれ、
活気のあった街は襲われ、
人々が絶望のどん底に落ちていたとき1人の少女がやってきました。
その









こうして無事に魔女は倒されて…」


よし、
みんなそろそろ寝たかな〜

みんなが寝た事を確認して布団をかけなおし、
いつも通り本を閉じようとしたときだった。





はっ!何これ?

表紙には見た事のない黒い穴が空いている。
まるで、ブラックホールのような
そんな底なしの穴。


そして、
誰よりも好奇心の強いあたしは思わず触っちゃったんだ。




そのとたん、急に風が周りに吹いてきて
穴に吸い込まれて、
それで、
それで……