無愛想彼氏と私の日常。



 ぱちっと目を開き、
 声の主を確認する。


 それは男子生徒で、
 こちらを見つめている。



 どうやら私は
 時をかけていないらしい。




 「大丈夫か、」


 ちょっと呆れたように
 2回目の声が降ってくる。



 「大丈夫..です」


 そう答えると、
 足が床に着いた。


 「そう。」


 私は、転がったところを
 助けってもらったらしい。