無愛想彼氏と私の日常。



ひっこんだ涙が
あふれ出しそうになった時―



「え、み...っ」

私の大好きな声が聞こえた。


声のした方に身体が向くと、
今まで見たこともないような顔が
飛び込んできた。



「しゅ..」


淋しそうで、
泣きそうで、
苦しそうで、
辛そうで。



私の心の鏡のような。



「どうしたのっ...」