無愛想彼氏と私の日常。



ちょっとの間沈黙が続き、
早川君が口を開いた。


「あの...
 で、返事なんだけど...」


「あ、は、ハイっ」

よ、よし。
瞬から教わった言葉を...!




「心に、決めた人がっ
 居るのでごめんなさいっ...!」


緊張しすぎておかしくなってしまった。


「そうか...。」


早川君が切なそうな顔をした。
それを見ると、悲しませたくないという
思いがこみ上げてくる。