階段をごろんごろん
 回りながら落ちていく。



 「ぎ、痛!!」


 転がるスピードは
 勢いを増して、
 最後の最後でふわりと宙に浮く。




 「...ッ!」


 落ちた衝撃を恐れて、
 ぎゅぅっと目を瞑った。