私、綾芽結衣。今日からここ私立桜ヶ丘高校のほやほやの1年生。

「ゆーい!」

あ、この子は私の中学校からの親友で小野美智瑠って言うんだ。

「美智瑠っ!」
「結衣とまた同じ高校で同 じクラスになれてチョー 嬉しい。」
「私も嬉しい。」
「これからもよろしくね!」
「うん。あ、じゃあ私急が なきゃだからまた明日学 校で。バイバイ。」
「うん。バイバイ。」

私は美智瑠とバイバイして階段を急いで降りようとしたとき足を踏み外しちゃった。もう死ぬかと思ったとき、

「大丈夫か?」

と、少し低い声が頭の上から降ってきた。

「あ、すいません…大丈夫 です。ありがとうござい ます…。って、あなたは 誰ですか?」
「お前!助けてもらってお いて誰?はないだろ。俺 は今日からここの学校の 教師になった仲山秀介だ 。入学式であいさつした だろ。何を聞いてたんだ 。」
「…すいません。だからっ てそんなにおこらなくて もいいじゃん…。」
「何だと?お前罰として居 残り、視聴覚室に来なさ い。」
「えー…。」
「えーじゃない早く来なさ い。」

これが先生との出会い。