それと同時に、あいつを泣かせた大澤が 許せなかった。 「篠崎…大丈夫か?…」 「せんぱ…先輩…っ。」 この状態だと、話せないと思い、空いて る教室に入り、篠崎を座らせた。 「落ち着いたか?」 「…はぃ。有難うございます。」 「……何があったんや?…ゃ、言いたく無かったらい「話します。」 篠崎は、今まではあった事を、全て話してくれた。 親友の事。 彼氏の事。 その彼氏が……大澤だって事も。