♡ 赤星 said ♡





「篠崎……篠崎ぃっ!!」




夢中で叫んだ。


俺の…好きな人の名前を。






大澤に引っ張られたあいつを、見捨てる訳にはいかなかった。







振り返るその目には、涙が溜まっていた。











「せ…せんぱ……い…っ…」



泣いていてうまく話せないあいつ。


無性に可愛くて、仕方が無かった。