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季節が過ぎるのは早くて、私たちが入学してから、3ヶ月が経とうとしていた。



席替えをしたけれど、由乃ちゃんとは席が近かったから別にどうでもなかった。






「あの、実谷」

「え?」



隣の席になった男の子に話しかけられた。



「あっと…、鈴木翔人(スズキショウト)くん? だよね?」

「うん。これから、よろしくな!」





今まで、仲いい男の子はあまりいなかったから、ちょっとうれしかった。



「うん。よろしくね、鈴木くん」