失った光、見えた心



「光莉ちゃん、お風呂入ってきちゃって! 裕太が入った後だと浴槽が汚いでしょ」


な、夏子さん…




「夏子ぉ…俺は泣くぞ~」


「どうぞ、好きなだけ」


「夏子ぉ……」




相変わらず面白い二人の会話。



「じゃ、お風呂お借りしますね」


「光莉ちゃん俺と一緒にはいんないか?」




裕太さん…。ショックすぎておかしくなってるよ…



「お断りさせていただきます」



私は満面の笑みで答えた。