失った光、見えた心



PM6時。


私は家を出て、隣の家に向かう。






「夏子さん、結依ちゃん、こんばんは」


「いらっしゃい。今日も夕飯出来てるわよ」


「ありがとうございます。毎日毎日…」


「いいのよ、夏海の子供は私にとっても大切なのよ」


「ひかりちゃーん、はやくたべよー。ゆいこおなかすいたぁ」




私は、お母さんのお姉さん。菅原夏子(スガワラナツコ)さんに引き取られた。

夏子さんの娘さんは4歳。結依子(ユイコ)ちゃんていう。



でも、4人で暮らしてた家を離れたくなくて、ごはんとお風呂だけお世話になってる。


生活費も払ってもらってる。