「じゃあ、あたし行くから」



麗華はそう言って、教室を出て行こうとする




「…朔弥は、私の事好きだって、キスもしてくれたもん…」


「え?」




口が、勝手に動く




「朔弥をもらうって言うけど、朔弥の気持ちはどうなるの?」





朔弥はモノじゃない



どっちと付き合うかなんて、朔弥が決める事だから