瑞穂はあたしといつも通りずっと一緒に居てくれた。
あたしはずっと、千里が同じ教室にいるってことを、頭から消そうとしてた。
せめて、同じクラスじゃなかったらまだマシだったかもしれないのにな。
そんなことを考えた。
帰りの会が終わった後、忘れ物がないかどうか机の中を触った。
すると、紙切れが一枚。
「またか・・・。」
教室には、まだ4~5人が残っている。
千里が居るかは分からない。
後ろを見るのは怖い。
あたしは恐る恐る紙切れを開いた。
『本当にごめんなさい。もう僕は鏡野さんに関わりません。ごめんなさい。』
僕。
鏡野さん。
こんな文章で手紙を書く人は一人しかいない。
いつのまに入れたんだろう。
だれかがその瞬間を見ていたなら、明日はもっとひどいことされるかもな。
でも、もういい、あたしは泣けばいいだけだから。
