sick!!(仮)


教室に着くと、あたしたちは無言で作業を始めた。


ホッチキスの、カチ、カチ、という音だけが教室に響いた。

居心地がものすごく悪かったから、とりあえず話しかけてみた。



「先生もさぁー、初日から仕事させるなんて、優しさがないよねー、優しさっ。」


「・・・。」


あれ?

なんで沈黙?


「こういう仕事があるって分かっていて学級委員になったんですから。鏡野さんは、まさか分かっていなかったんですか?」



「!?」


なんだなんだなんだこいつは!!!

ずいぶん昼とは違う言いようじゃんか!




敬語だけど・・・。




ん?ていうか、なんであたしの名前?


「あたしは・・・友達につられてなっただけだから。」

「そうなんですか。このクラスの女子は、みんな学級委員になりたそうでしたね。」


今の発言なんか微妙にナルシストが入っていたような・・・。



飯田の顔をみてみると、昼とは種類のちがう、『笑顔』を浮かべていた。



なんだ、ただの確信犯なんだ・・・。