*莉緒サイド*


「莉緒おはよう!!」



あぁ。



結局一睡もできなかった....。





「おはよ。さとえ...。」




「莉緒どうしたの?元気ないね?もしかして日曜日なにかあった?全然楽しくなかったとか?」





「あのね。じ、実は、理生くんが私の家にくることになって...。」





「も、もしかして、やっちゃったの?」





「な、何言ってんの?そんなわけないでしょ!付き合ってもないのに!あのね、私がキスしてとか言っちゃって、タイミングよく親によばれて結局何もしてないんだけど、気まずくて...。」






「なんだ。そんな事か...。ってかあんた達まだ付き合ってないの?」





「そんな事って...。付き合ってるわけないでしょ!!」






「でもまさか、あんたからキスしてって言うとはね...。」





「で、でもその前に色々あったからだよ!!!!」




私の話は全く聞いてない様子で登校中さとえは一人でぶつぶつ何か言っていた。