氷野君の手を借りて立ち上がろうとした時、 「‥っ!!」 右足首に激痛が走った。 「どうした?」 「転んだ時に足ひねったっぽい‥‥。」 「えっ?!マジで?!」 「‥うん。」 それからしばらく、ためらった様子を見せた氷野君が、 「‥‥‥ちょっとごめん。」 そう言って、あたしをお姫様抱っこした。 「はっ??!!//」 「保健室連れてく。」 連れてくって‥‥ちょっと待て!!