次の日、昨日よりも早い本来の時間に家を出ると、また先生に会った。



今日の先生はスーツではなく私服を着ていた。



「おぅ!おはよう!」



と先生が右手を上げていった。




「おはよー。先生私服だね。」



と言うと、



「そんな常にスーツの奴おらんで?」



と笑いながら言った。



私は先生の笑顔を見て幸せな気持ちになった。