「泉、ちょっと今黒崎さんから電話あって行って来るけん、これ花に渡しとってや。」 「わかりました。」 俺は利一さんから色鉛筆とクレヨンを受け取って二階に上がった。 「花ちゃん、これ。」 「ありがとう!うわあ、クレヨンもある!」 花ちゃんはキャッキャッと喜んでいる。 「利一さんはちょっと出かけたからなんかあったら俺に言って。」 「うん!」 俺は店に戻った。