花が徹平の家に向かっている途中、バス停で瑠璃に出会った。

「るりちゃん、何してるの?」

瑠璃は大きな鞄を抱えていた。

「ちょっとね。」

「どっか行くの?」

「そうだ、あんた暇?」

「うん。」

「ちょっと付いてきなさいよ。」

「え?」

ちょうどバスがやってきた。