「あのー。」 「いらっしゃいませ。」 キャリーバックを持った若い女の人がやってきた。 俺と同年代だと思う。 「ここに利一さんっていますか?」 「いますよ。ちょっと今買い物行ってますけど。」 「そうですか。」 「利一さんに用事ですか?もう少ししたら帰ってくると思うんですけど。」 「待たせてもらっていいですか?」 「どうぞ。」 椅子を持ってきて座ってもらった。