「もう一回、熱計ろっか?…陽呂?」 もう熱のせいで、いいや。 だって、昨日から、ずっとこうしたかったし。 「ど……うしたの?」 ギュッと抱きしめる俺に、オドオドする心菜。 「駄目?」 「駄目じゃないけど……寝てなきゃね?」 「寝てるけど?」 確かに俺は寝てるよ? ちょっと起き上がってるけどさ? 「そだけど……熱、また上がっちゃうよ?」 「大丈夫! 心菜が居れば」 「陽呂って……案外甘えん坊なんだね?」 いいんだよ……熱のせいだから。 たまには、たまには……な?