【完】プリンセス



『その……何て言うか。あの……よく解らないんだっけどね?』

『うん?』


隣で頭を掻き、少し赤くなって


『弟達と仲良いからなぁーって……って俺、何言ってんだろね?あはは……』


笑い声が小さく消えていく。


はい。
これ落ちたっ!

林君、私に落ちたよっ!



でも、私も今の恥ずかしそうな笑顔に落ちたっ!



ここまで来たら、もう作戦はなしでしょ?

素直な自分の気持ち言うまでだよね?


『私は……林君ともっと仲良くなりたいんだけどな?』

『え……?』


立ち止まる隣を通り過ぎた。

少し遅れて止まった私は振り返って、まだ続ける。