「心菜さん? 独り言ですか?」
「え? ……ちょっ!何か着てよ」
口に出して、自分に喝を入れてたら、お風呂から上がり後で上半身真っ裸で笑ってた。
目のやり場に困り焦り、焦る。
「え? 履いてますけど?」
「うっううう上っ!」
「あぁ、いつもの癖で。すぐ着ますね」
だーっ!
クスクス笑う声が聞こえる。
仕方ないでしょ?
普段、美鶴位なんだし。
てかさ、美鶴の体なんてちゃんと見た記憶ないもん。
「私もお風呂っ!」
やっぱり恥ずかしくて、お風呂場に飛び込んだ。
だけど……
さっきまでここ……
陽呂が使ってたんだよね?
それを想像しただけで、顔中に体温が集まる。
駄目だ……。
私、壊れるかもしれないよ?
心臓も踊り狂ってるし。
こんなんで結婚とか本当に大丈夫なの?
だって……結婚したら○○○とか……○○○とか……
ぎゃー!
無理無理無理無理無理!
絶対無理っ!
こんな事を想像してる私……相当ヤバイかも。

