あの時 単なる偶然だったのか それとも俺らの意思で そうしたのか どっちだったのかは 分かんねえけど ホールに寝転がった俺の隣には 穂波がいた。 あの行事は 昼ごはん食べた すぐ後にやったから 星見たままいつの間にか スリープモードに入る 園児もいたんだけど 俺も穂波も うとうとすることなく 天井に映し出される ニセモノの星空を ただ黙って見ていた。