そして覚束無い足取りで家に帰る。



『ただいま』と言ったとこで
誰も『おかえり』などとは返してくれない。


何故ならこの家には俺一人しか住んでいないからだ。


家と言うかアパートだな。

一人暮らしには丁度いい部屋割りだ。
家賃はバイト代で補える程の物。




─ドサッ─


乱暴にベッドへ座り込む。




そしてベッドの上に寝転がった。
俺はそのまま眠りに付いた。