私の声




ガラッ。



また扉が開いた。



誰かな。



綺麗な女の人がいた。



「俊くーん」



その女の人は俊に抱きついていた。




俊は嫌な顔をしていた。



その女の人が俊に抱きつくのが、なぜか嫌だった。



私は京太に聞いた。



「あの女の人誰?」



「梨沙ーーーーー!」



京太が答える前に女の人が抱きついてきた。




「梨沙忘れたの?真夢だよ」




「真夢?」




「そう。梨沙と親友だよ」



親友?