私の声




「友達になってくれる?」



「いいよ。私は梨沙
よろしくね」



やった。


初めての女友達だ。



「気をつけろよ」



俊が私にしか聞こえない程度に呟いた。



「うん?」



私は何故そう言ったか分からなかった。